1961-02-27 第38回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
それからついでに申し上げますが、先ほど結晶ブドウ糖と精製ブドウ糖工場設置に関して、低利その他の資金でうんと積極的にやってもらいたいということは、私の方も賛成で、やるつもりでありますが、だんだん調べてみますると、要するにてん菜糖は押すな押すなで、工場を建てたいというものがたくさん出てくるのだが、どうも納品ブドウ糖の方は業界においてもしりごみをしている格好がなきにしもあらずなんです。
それからついでに申し上げますが、先ほど結晶ブドウ糖と精製ブドウ糖工場設置に関して、低利その他の資金でうんと積極的にやってもらいたいということは、私の方も賛成で、やるつもりでありますが、だんだん調べてみますると、要するにてん菜糖は押すな押すなで、工場を建てたいというものがたくさん出てくるのだが、どうも納品ブドウ糖の方は業界においてもしりごみをしている格好がなきにしもあらずなんです。
それで、国内供給の総合計は、当初計画は、テンサイ糖が十四万トン、カンシャ糖が九万九千トン、結晶ブドウ糖が一万七千トン、合計いたしまして二十五万六千トン、それに対しまして、実績は、テンサイ糖が十四万トン、カンシャ糖が六万四千トン、納品ブドウ糖が一万トンということになりまして、国内供給の実績は二十一万四千トンでございます。
三十五年度につきましては、これからの問題でございますが、大体テンサイ糖は計画通り十五万トン程度の生産量を確保できるであろう、また、納品ブドウ糖につきましては、計画は二万八千トンでございますが、最近新しい製造法等も逐次工業化されつつありますので、三十五年度につきましてはこの計画を上回る生産になるのではないかと考えておるような次第でございます。
○政府委員(須賀賢二君) 結晶ブトウ糖の育成計画を農林省で考えている段階において、酵素糖化の問題を考慮しないで進めたかということでございますが、これは現在の酸糖化法の納品ブドウ糖の育成対策を立てまして、それを実行に移します段階におきましては、酵素糖化法は実際にそういう技術が実用化されるという段階までの確認はいたしておらなかったのでございます。
あとは納品ブドウ糖も本格的になってきたのでありますから、将来のカンショは生産制限よりもかえって生産を奨励するというような形になる。
○説明員(村田豊三君) 結晶ブドウ糖の消費を拡大いたします措置の一つといたしまして、結晶ブドウ糖を使用しましたり、あるいは納品ブドウ糖を粗糖と混糖した砂糖のメーカーなどに、報償的な意味で、粗糖の外貨割当をするという制度をこの九月から実施をしたのであります。
○東隆君 価格政策の点でで、納品ブドウ糖のことについてはまだ考えておらないと、こういうお話でありますが、テイサン糖業関係では、今日北海道に工場や会社が、北海道経済、そうついうようなことによって新しく工場ができるようになったもとは、これはてん菜生産振興臨時措置法ですか、その措置法によってそういうような情勢ができたものと私は考えております。その点はどういうふうにお考えですか。